過失相殺って言葉知ってますか?
自動車保険ではとーーーても重要なことなんですよ!
この割合でもらえる保険料が変わってきてしまうのですからね!
過失割合ってなに?
過失相殺を話す前に過失割合を知らなければなりません。
交通事故には3通りに分けられるんですね!
簡単に分類すると
- ①自分の一方的な過失で発生する事故
- ②自分と相手の双方の貸し手で発生する事故
- ③相手の一方的な過失で起こる事故
ですね。
①③はどちらかが一方的に過失が有り100%の過失があるのは分かりますね?
しかし②は双方に責任があり事故発生の責任がどちらにどれだけ有ったのか?
その結果が「過失割合」になります。
よく交通事故で「過失割合8:2」とか「過失割合10:0」などという言葉が出てきますよね?
自動車保険は例え事故を起こしてしまった2人がどちらも「無制限の保険」に入っていたとしても、「お互いが100%全ての損害額を補償しあいましょう」と言うことにはならないのです。
もちろん、片方が私が100%悪かったのですと言い切れば別ですが、そんなことは稀ですよね。
この過失の割合は過去の事例から参考にしてきめるのですが、全く同じ事故なんてものはありませんので、全てが正しいとは言い切れないものです。
過失相殺ってなに?
過去の事例から決まった過失割合にしたがって、それぞれの責任の度合いが決まったものに対して、双方に損害を負担させるのが「過失相殺」です。
例えば自分の過失が30%の事故でマイカーが100万円の修理費が掛かった時に相手の保険から70%の70万円が補償金として払われます。
更に相手の車も壊れてしまって100万円修理代が掛かるよという時に、自分の解約している保険から30%の30万円を払わないといけないのですね。
お互いお金を払うのですから結局はその金額内で差し引いても同じことです。
この補償金の差し引くことは「過失相殺」というのです。
この図で分かる通り事故を起こしてしまって自分にも過失がある場合にはどうなるのでしょう?
例では100万円の修理費が発生しているにもかかわらず70万円しか貰えないということなのです。
だからよく言うのが廃車にして70万円位の中古車を
買うのがいいのではないの?
と勧められてしまうんです。
事故を起こすと自分が悪くなくても損をするものなんです。
でもこんな時に車両保険に入っていればこの修理費で足りなかった残りの30万円が自分の保険から支払われるんです。
車両保険は単独事故だけではなくこう言った時にも役に立つんですね。