自動車保険なのに車に無関係な補償も？！
注目のオプション「個人賠償特約」とは？
自家用車があるなら絶対に加入しておきたいのが「自動車保険」です。
でも車の免許を取ったばかりでとにかく自分の車が欲しい！と思っている若い人や、小さいお子さんがいて家計をすこしでも節約したい！と考えているご主人なら、もし入らなくていいなら入りたくない…なんて思っているかもしれません。
でも！
絶対に自動車保険には入っておくべきなのです。
万が一過失で事故を起こし、相手のかたを死亡させてしまったら、人生を棒に振るようなことになります。
でもなかなかそんな事故は起こさないもの…というのも事実。
ならば自動車保険で「日常的な損害賠償もカバーできる」といいと思いませんか？
それが自動車保険に付帯できる「個人賠償責任特約」です。
「個人賠償責任特約」とは自動車に乗っているときと別に、過失などで第三者に何らか損害を与えてしまったときに損害賠償できるものです。
次のところでは「個人賠償責任特約」がどのような日常的な問題を解決できるのかご紹介します。
「個人賠償責任特約」でカバーできる過失
「個人賠償責任特約」とは火災保険や自動車保険などに「オプションとして」つけることができるものです。
「個人賠償責任特約」だけの保険というものはありませんので、自宅の火災保険のオプションか、自動車保険のオプションでつけることしかできません。
ではこの「個人賠償責任特約」はどのようなときに助かるものなのでしょうか。
例えば自宅のマンションにいて、お風呂の水をうっかり止め忘れて階下に水漏れをさせてしまった…といったとき。
このような過失についてカバーできます。
火災保険でカバーできると思っているかたもいるかもしれませんが、本筋の保険の内容ではカバーできませんし、また賃貸マンションの場合は自身で火災保険に入っている場合は稀ですのでこういったとき自動車保険に付帯しておくと助かりますね。
実際に筆者の親族がうっかりこのようなことを起こしたことがあり、その時には自動車保険の「個人賠償責任特約」でお支払いすることができて助かったんですよね。
「個人賠償責任特約」で子供の過失も！
自動車保険のオプションでつける「個人賠償責任特約」がありがたいのは、自分自身の過失だけではありません。
ご家族皆さんについて、第三者に何らかの過失で損害を与えた場合にカバーすることができるんですよ。
例えば昔はよくありましたがお子さんが公園でボールで遊んでいて、お近くの家にボールをぶつけてしまい窓ガラスを割ってしまった…などといった場合。
これもお子さんの過失ですが、自動車保険の「個人賠償責任特約」でカバーできます。
お店などでお子さんがモノを壊したり汚したりしてしまうこともあります。
そういった場合も賠償することができます。
また最近注目されている自転車での衝突事故。
こちらも自動車保険の「個人賠償責任特約」で損害賠償ができるんですね。
特に自転車の事故については高額な賠償額になることが多くなっています。
そのような場合にも金額に上限なしの「個人賠償責任特約」を付帯しておけば、万が一の場合にも安心なのです。
