自動車保険の更新、ついつい忘れてしまったというケースは多くなってきています。
もし自動車保険の更新を忘れてしまうとどうなるのでしょうか。
もし自動車保険を更新し忘れてしまったら?
まず、保険の保証を受けることが出来ませんので、更新を忘れて次に契約をするまでの間は無保険ということになります。万が一交通事故を起こしてしまった場合には、多額の損害賠償責任を負わなければならないケースも出てきます。
次に、自動車保険は更新を続けることでノンフリート等級が上がっていき、保険料が徐々に割引になっていくという仕組みがありますが、更新を忘れてしまうとこのノンフリート等級の引継ぎが出来なくなってしまうケースがあります。
ノンフリート等級は異なる自動車保険会社の間でも引き継ぐことが出来ますが、条件として新契約の開始日が、前の契約の満期日もしくは前の契約の満期日の翌日から起算して7日~30日以内の日(保険会社によって違います)であることが必要になります。もし、7日~30日以内の日(保険会社によって違います)以上たってしまうと引き継ぐことが出来なくなりますので、今まで積み重ねてきたノンフリート等級を引き継ぐことが出来なくなりますので、保険料も確実に割高になってしまいます。
何故確実に高くなるかというと、それは下で述べていますのでチョット読んでみてくださいね。
自動継続特約は1ヶ月まで?
殆どの自動車保険には自動継続特約成る救済措置的なものが付帯しています。
でもこの期間は保険満了日から1周間~長くても1ヶ月のうちに手続きと保険料の支払をしなければなりません。
更に「継続」ですから、そのまま同じ保険会社に継続契約しますよ。と言う手続きになります。
もし保険を見なおして他の保険会社に乗り換えたいよと言う場合でもこの1周間~長くても1ヶ月(保険会社によって違う)でしたら今までの保険等級を引き継いだまま乗り換えることが出来ます。
この時に更に更新を忘れて1ヶ月以上放置してしまうと、今までの等級(割引)は無かったことになり新規契約からになってしまいますので十分注意しましょう。
更新を忘れて、事故を起こしてしまったら?
更新をするのを忘れてしまったなど、ついうっかりは正直やってしまう人は多いです。
しかしそんな状態で交通事故を起こしてしまったらどうなると思います?
答えは簡単、更新限界期限(1周間から1ヶ月かで各社違います)内でしたら、支払を済ませれば保険は適用されます。
しかし、更新期限+自動継続設定期限を過ぎてしまえば1円たりとも保険料はおりません。
もちろん車検が切れていなければ「自賠責保険」は入っていると思いますで、相手のケガの保証は自賠責保険の範囲内で適用されます。
しかし、相手や周りに対する物損の賠償は全て自腹で払わなければいけませんので任意保険の失効は絶対に気をつけてくださ。
ノンフリート等級が1等級~5等級の人は?
一般的に自動車保険は6等級からスタートします。ですので1回保険を使って等級が下がり、なおかつスタート等級の6等級以下である「1等級~5等級の人」は1年間は何処の保険会社と契約してもその情報が適用され、割増料金での保険スタートになります。
もし満期から13カ月以上経過しているようでしたら、まっさらな状態の新規加入とみなされ、6等級からのスタートになります。
だからと言って無保険での自動車運転は人生を狂わせるので絶対にしてはいけませんよ!
自賠責保険に加入しているから任意保険に加入していないと言う人も多いですが危険すぎます。
自動車保険の更新を忘れて事故を起こしてしまったら?
自動車保険の多くは1年契約で、次年度の契約は更新することが必要になります。最近ではさまざまな自動車保険を比較検討しているうちに、自動車保険の期限が過ぎていたという人も多くいるそうです。この自動車保険の更新を忘れて事故を起こしてしまった場合、いくら今まで数年にわたって自動車保険に加入していたとしても、保証を受けることが出来ませんので、賠償責任を負ってしまった場合には、人身に関する賠償であれば自賠責保険の範囲内であれば自賠責保険でカバーすることが出来ますが、それ以上の賠償責任を負ったばあいには自分自身で支払いをする必要があります。また物的な損害を与えてしまった場合いは、自賠責保険でカバーをするということが出来ませんので、全額を自己負担で支払う必要が出てきます。自分の車両についてももちろん、自費で修理をする必要がありますし、搭乗者に対する補償も自費で行う必要が出てきます。このようなことが起こると大変ですから、自動車保険の更新時期は余裕をもって行い、無保険の期間がないように更新手続きをする必要があります。