冬場は夏よりも燃費が落ちる理由

冬場は夏よりも燃費が落ちる理由

 

冬場は夏に比べ、燃費が悪化する傾向に有ります。
ではどれ位悪化するかと言うと、約20%も燃料消費量は多くなるのです。
この冬場の燃費について詳しく話しますね。

 

夏場のクーラーよりも冬場の燃費の方が悪いって知っていましたか?


どれ位悪化するの?

車種と走り方にもよりますが、通勤で片道10km前後往復20kmほど毎日走る人で例えますと、約2割もの燃費が冬場は落ちてしまいます。

 

なんと無く夏場はクーラーも使うし夏のほうが燃費が悪くなるような気がしますよね?

 

しかし、実際には冬の方が悪くなっているのです。

 

自分の車は夏場はBOXYですが、もっと燃費変化が顕著に分かったホンダ・フィット(前乗っていた)で例に出してみますね。

 

季節ごとの燃費例 【ホンダ・フィット】

  • 春 18km/l
  • 夏 17km/l
  • 秋 18km/l
  • 冬 16km/l

実際の平均燃費がこのように表示されていました。
当時は深く考えなかったので、燃費も悪くなってきたので取り敢えずオイル交換でもしとこうと思い、オイル交換をしたのでした。しかし、オイルを変えたにも関わらず前回のような燃費には戻らなかったのです。

 

そこで色々車の本を読みあさって調べました。

燃費の悪化する理由は?

  • ①空気密度の影響
  • ②ガソリンが気化しにくい
  • ③車の駆動部(特にエンジン)が冷えている為
  • ④スタッドレスタイアの影響

①空気密度の影響
一番影響が有るのが、この酸素密度です。
この酸素密度と燃焼効率(ガソリンと酸素の比率)とが関係してきます。

 

クルマには燃焼後の排気管途中に「O2センサー」というものが有ります。
O2=酸素 ですね?

 

このO2センサーは燃焼後にO2(酸素)がどれほど燃え残っているのかを測定し、その残り具合によって燃料の噴出量を減らしたり増やしたりと調整しています。

 

なぜ冬場に燃費が落ちるかというと、この酸素密度が上がり、同質量に対して酸素量が増えるからです。
酸素量が増えて、ガソリン量が同じでしたら、燃焼後の燃え残る酸素量は増えますよね?

 

そうするとO2センサが反応し、ガソリンの噴出量を増やすから燃費が落ちるのです。

 

水が凍ると凝縮され密度が上がる分、質量は小さくなりますよね?
気体も(酸素も)同じで、冷えると密度が上がり一呼吸する時に吸い込む酸素も増えるのです。

②ガソリンが気化しにくい

 

冷えていることでガソリンは気化しにくい状態になります。
水だって、気化=蒸発 するには暖めなければイケませんよね?
ガソリンだって同じです。

 

ガソリンが燃焼する為に必要な気体になったガソリンの量が不足すると、コンピュータが自動的に調節し、ガソリンの量を増やします。

 

コレも冬場の燃費が悪い原因の一つになるのです。

 

キャブレター使用のバイクが冬場になるとエンジンが掛かりにくいのはこのガソリンが気化しにくいのが原因でも有りますね。
冬場のバイクは苦労したものです・・・。

③車の駆動部(特にエンジン)が冷えている為

 

エンジンが温まらないとどうして燃費が悪いのでしょうあ?
車のエンジンを掛けた当初アイドリングの回転数が高いと気がついた人はいませんか?

 

その理由に

 

  • (1) フリクションが高い為
  • (2) 触媒活性(温めるため)

 

この様な理由が有るのですが、
金属は冷たいと縮む性質が有り縮むと硬くなるのです。そのためエンジンは温まった状態が最適という状態で設計されています。
駆動部は冷えきっているとどうしても動きがぎこち悪くなるために、エンジンが冷えている状態では回転数を高めるように設定がされているのです。

 

オイルも硬くなっている。
エンジンオイルも冷たいことで、粘度が硬くなっているのです。
良く冷えたラーメンの上すみの油が冷えて固まっているのを見ませんか?あそこまで固形化はしませんが、クルマのエンジンオイルも冷たいと粘度が硬くなり、回転うぶんのフリクションが悪くなるのです。
要はスムーズに回転しにくくなるってことですね。

 

クルマには触媒という排気ガスをクリーンにするものがエンジンの後に付いています。この触媒は温まらないことには性能を発揮出来ません。
事実エンジン始動直後は排気ガスの有害部室は多くなっているのです。
有名なのはVOLVOのエンジン設計思想がフロント吸気後方排気なのですが、コレも触媒をスグに暖められるというメリットの元設計されています。(整備性は悪いんですけどね)

 

こう言った理由の元、エンジン始動直後は回転数が高いのです。

 

そこで、エンジンの回転を高くするのはどうしたら良いとか言うと、燃料の噴射量を増やさなくてはいけませんよね?

 

そのため回転数上昇=燃費悪化につながるのです。

④スタッドレスタイアの影響

 

私の住む地域では雪はふらないので、スタッドレスタイアは装着しませんがこのスタッドレスタイアも確実に燃費悪化に繋がります。

 

理由は
ゴム部分が厚いためタイヤ重量の悪化
転がり抵抗の悪化

 

が挙げられます。

 

ゴム部分が厚いためタイヤ重量の悪化
スタッドレスタイアはどうしても雪道を視野に入れて設計されているので、凍った路面をちゃんと噛むための作り方がされています。
そのためゴム部分が暑くなり重量悪化につながるのです。

 

タイヤ重量の悪化はバネ上重(室内やボディ)要悪化の約10倍走りの性能に影響を与えるといいます。

 

この影響はかなり大きいのです。

 

 

転がり抵抗の悪化
スタッドレスタイアは冷たい雪の上でグリップするように柔らかいゴムで作られています。
ゴムは冷えると硬くなりますよね?
タイヤは固くなるとグリップが落ちてしまうのです。そのため、常温では驚くほどゴムが柔らかいのです。
この柔らかさはタイヤの接地面の変形に繋がり、転がり抵抗の悪化を招くのです。

 

こう言った様々な影響のもと、冬場の燃費悪化は引き起こされているのです。

 

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