車を無保険で運転するリスクと恐怖
自動車保険は決して安い保険ではないですよね。特に運転歴が浅く、若年層の方にとっては、自動車保険はかなりの負担になり、自分が事故を起こさなければ保険を使うこともないから、保険なんて掛けなくてもいいと思うかもしれません。しかし、自分には過失がなくても発生してしまう事故はあり、さらに、自分には非がなくても賠償責任を求められるケースもあるんです。例えば、青信号の交差点で、自分は直進、相手が右折をしてきて事故に遭った場合、自分には非がないと思いますよね。でも、この事故では過失割合が2:8になり、自分自身も2割の過失があったと言われてしまいます。そうなると2割は自分が悪いことになるので賠償責任が出てきます。保険に加入していれば保険で賠償責任が負えますが、加入していなければ自分で支払う必要があります。どんなに注意を払っても、事故は不意に訪れることがあります。その時に自分に潤沢な資金があり、1億でも2億でも賠償することが出来るのであれば無保険でも構わないんかもしれませんが、資金がないのであれば、それを全て支払う必要が出てくるというのは、かなり怖いですよね。
任意保険未加入だったら?
もしも任意保険に未加入だったらどうなるか?といえば言うまでもなく事故や様々なトラブルで全て自腹で支払うことになってしまうわね。
厳密に言えば自賠責保険の補償が適用になることもあるから、100%自腹とは言い切れないけど、自賠責保険は対物の補償は付いていないし、対人の補償も死亡事故で3000万円までだから、もし本当に死亡事故を起こしてしまった場合には補償しきれない可能性がかなり高いのよ。
だから任意保険は強制ではないと言っても必ず入っておかなければならないと言われるの。
また任意保険未加入のケースは、こちらばかりではなくて、事故になってしまった時に相手が未加入だったっていうケースもありえることよね。その場合相手には自動車保険がない訳だから、当然支払いに困窮してしまうことは容易に想像できるわ。
逆の立場になってみるとよくわかるけど、こうして相手に多大な迷惑を掛けてしまうものだから、絶対に任意保険は未加入だったり、更新忘れなどのないようにしておかないとね。
だけど相手が任意保険未加入だった時に、こちらが車両保険等に入っていればその分を補償してもらうことができるのよ。保険料はかなり高くなってしまうし、さほど優先順位の高い補償だとは思わないけれど、万一のことも考えておきたい人は検討してみてほしいわ。